好きな小説 四
好きな小説 四 「忘れた巨人」 「忘れた巨人」は石黒一雄の作品です。石黒一雄は、1989年に長編小説『日の名残り』で英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を、2017年にノーベル文学賞を受賞しました。今の英語圏で最も有名な作家です。 「忘れた巨人」は私の大好きな小説です。この小説は現在イギリスとして知られているコンテキストで息子を訪問するために旅行している英国の老夫婦の伝説的な物語を伝えています。面白い部分は最終の章。「最後の章(17章)では船頭が語り手になる。ベアトリスが不実な行いをした過去が明かされて、またその原因の影響で息子は家を出て、その後流行り病ですでに亡くなっていることも明かされる。最後は、入り江から一緒に渡してくれという夫婦の懇願にもかかわらず、船頭に別々に沖の島へ渡されて、そこでお互いに会えるかどうか分からない辺りで、これは老夫婦の死への旅路だったことを暗示して、小説は終わる」 小説で最も興味深い対立は、悲しい真実を隠すかどうかと思います。支配者が真実を隠すことは有用かもしれませんが、人々はまだ真実を必要だと思います。